満州・満蒙開拓

＜1933年1月26日付朝刊＞佳木斯（チャムス）武装移民団については早くもその成功につき兎角の議論をなすものもあるが移民団一同はこれらをよそに大隊長市川中佐以下７名の幹部の完全なる統制の下に、匪賊来襲、殺人的猛寒と戦いつつ、黙々として北満開発準備を進めて愈々2月11日より農耕地永豊鎮の耕作に取りかかる事となった。（第一次武装移民団は前年の10月３日、432人で日本を出発した。いずれも軍隊の現役を経験するなどした在郷軍人で構成し、長野県からは４０人が参加している。土地は安値で買い上げた既耕地だった）

＜1933年1月11日付朝刊＞石垣知事を総裁に全県下の自治体、各種団体を動員して昨年春、絶大なる理想の下に満州愛国信濃村建設の計画は華々しく打ち立てられた。その重要なプラン遂行の第一歩として県下各戸から一戸平均５銭宛総計十万円の資金募集を協議し各町村の割当負担額を決定して以来７カ月、10日までに集まった資金は10万円はおろか再三再四督促の末ようやく集まったものが1200余円位という寂しさで信濃村建設はここ暫く儚い夢となりそうだ。（満州国建国で、信濃海外協会が満州移民計画を前年３月に発表し、県もてこ入れするが、資金不足で挫折する）

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。家族５人のだんらんや各地の建物が記録されています。45年８月の旧ソ連軍侵攻に伴う引き揚げを経験し、新京（現長春）で病死した母や、帰国直後の家族写真もあります。姉がアルバムにまとめていたものを、実家を処分する際に持ち出し、大切に保管していました。 写真は、撫順の街中で記念写真に納まる父彦一＝昭和前期

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。家族５人のだんらんや各地の建物が記録されています。45年８月の旧ソ連軍侵攻に伴う引き揚げを経験し、新京（現長春）で病死した母や、帰国直後の家族写真もあります。姉がアルバムにまとめていたものを、実家を処分する際に持ち出し、大切に保管していました。写真は姉秀代が通った撫順高等女学校です。撮影時期は不明です。

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。写真は厚手の服を着込んだ子どもたちですが、時期は不明です。

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。写真の撮影時期は不明ですが、昭和初期でしょうか。

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。 写真は、炭鉱などで労務者を管理する「大把頭（親方）」の娘たちです＝昭和前期

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。家族５人のだんらんや各地の建物が記録されています。

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。家族５人のだんらんや各地の建物が記録されています。

１９４３（昭和18）年５月、更級郡篠ノ井町（現長野市）出身の父が南満州鉄道（満鉄）に勤めていた関係で、満州の炭鉱の町・撫順で生まれました。写真は父が愛機で撮影し、自ら現像したものです。家族５人のだんらんや各地の建物が記録されています。

松本市の歩兵第５０連隊にいた父は、1932（昭和7）年5月15日に満州の大連港に上陸、各地を転戦します。これは翌年の正月、部隊で行ったもちつきの様子で、左手前で首から手ぬぐいをかけているのが父です。

松本市の歩兵第５０連隊にいた父は、1932（昭和７）年5月15日に満州の大連に上陸後、満州各地を転戦しました。１枚目は満州の北の奥に位置する黒竜江省で、戦闘後に撮影した記念写真のようで、前列右から３人目が父です。２枚目は撮影場所、日付とも不明ですが、歩兵砲小隊の仲間との写真で、前列左から２人目が父です。

松本市にあった歩兵第５０連隊に所属していた父は、満州事変で各地を転戦していたところ、右腕を敵弾に打ち抜かれて骨を折る重傷を負いました。いったん広島の陸軍の病院に入ったあと、松本市の陸軍の病院に移ったころのもので、時期は推定です。芸者の慰問を受けたときのようで、父は将校でもあったことからか、前列の左から４番目、ほぼ中央に陣取っています。

祖父は１６歳頃、中国の平和建国を胸に日露戦争後の満洲に渡り、満鉄で鉄道一筋の人生を歩みました。満鉄で働いていた母と結婚し、満州事変後には満鉄奉天機関区長でした。長男の父も満鉄の奉天機関区で働き、特急あじあ号も運転しました。祖父は鉄道一筋の活動が評価されて、天皇陛下の名代である秩父宮殿下より勲章と軍刀をいただきました。写真の１枚目は秩父宮殿下来訪記念写真で前列左から５番目が祖父です。その記念に家族写真を撮り、２枚目後列左が父、前列右が祖父です。戦後の引き揚げで軍刀は居宅の屋根裏に隠してきたということで、日中友好30周年記念のツアーで立ち寄れましたが、北京五輪のため取り壊された後でした。

父は1932（昭和７）年の満洲国建国を受けて設立された満洲国の国営通信社「満洲国通信社」で敗戦まで働いていました。当時としては貴重な放送、通信の写真が一部残されていましたので登録させていただきます。１枚目は「南領戦跡塹壕内にてポータブル試験中」とあり、満洲国通信社で開発した携帯無線機の試験の様子で、左が父です。２枚目もこの時のもので左端が父です。３枚目は参考で、同年５月13日上海事変で破壊された上海北停車場付近です。

父は1932（昭和７）年の満洲国建国を受けて設立された満洲国の国営通信社「満洲国通信社」で敗戦まで働いていました。当時としては貴重な放送、通信の写真が一部残されていましたので登録させていただきます。写真は裏書きに「５００ｗ送信機２台を使用し全満に放送中」とありました。右に立っているのが父です。